★065:
Robert Randolph & The Family Band/Live at the Wetlands (2002)
Released by:
Warner Brothers
Song List:
1. Ted's Jam
2. March
3. Pressing My Way
4. Shake Your Hips
5. I Don't Know What You Come to Do
6. Tears of Joy
これはすごい!
まさか、彼がここまですごいことになっているとは。
彼の演奏が含まれたアルバムは、今まで2枚とも僕の琴線を震わしてくれていたけど、彼がここまで前に出てくるとは思いもしなかった。(
「VA/Sacred Steel-Live!(1999)」
と
「Blind Boys Of Alabama/Higher Ground (2002)」
で紹介。)
生きている黒人教会の礼拝に参加したことがある人なら一瞬でわかる、あの波動のように圧倒的かつエネルギッシュ、そしてピュアな賛美がここにある。
「求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。」という聖書の言葉そのままの、止まることを知らない渇きからあふれ続けるリズムとフレーズ。
Jimi HendrixとStevie Ray Vaughanのバンドをジャムバンドと呼ぶなら、彼のバンドもそう呼んでいいだろうが、何と呼ぼうと構わない強さがある。
ニュージャージーの、伝統的にペダルスチールによる賛美を行っているペンテコステ派教会から飛び出してきた彼は、こう言っている。「すばらしい音楽は、どこでどう演奏しようと、すばらしい音楽さ。みんなもそれをわかってる。目的は伝わるってこと。僕には最初から、この音楽が自分の教会の教会員に伝わったのと同じように、ロックやブルースファンにも伝わるってわかってたよ。」
その爆発的なパワーに加え、もうひとつの彼らの魅力は、一体感。名前の通り、彼らはファミリー。実際のいとこもいるけど、全員が信仰によるブラザーとして教会で育ってきたファミリー。
裏打ちスネアで押しまくるハイテンポな黒人教会ブギーから、スローバラードまで、洪水からわき水のように変化する水の流れのように彼らの演奏は一体だ。いやあ、聴けば一発で言ってることわかるよ。
Wetlandsに限らず、彼らは今、New Yorkのメインストリームのライブハウスで引っぱりだこ。
客席で熱狂しているオーディエンスも黒人だけでなく、白人の女の子もいるし、HIPHOPやROCK好きからスーツ姿の人までいるよう。
だからといって
Robert Randolph
の伝えるメッセージが変わった訳じゃない。
またペダルスチールという楽器のすばらしさを伝えていきたいとも語る彼は、自らペダルスチールの
コンテスト
を主宰もしている。
その魅力に惹かれたミュージシャンも多く、前述のBlind Boys Of Alabamaの他にも、Medeski, Martin & WoodのJohn Medeskiは彼を招いて、
The Word
というゴスペルプロジェクトを発動。このアルバムも素晴らしいので、今後紹介したい。
今僕的に、絶対生で見たいバンドナンバーワン。
まためちゃくちゃ黒人教会の礼拝に出たい気持ちにさせられた。あの猛烈な賛美のなかで、教会の外で歩んでゆくパワーをもらいたい。
でも、この音楽は理屈抜きでぶっとんでる。その跳び方は、サイトのサンプルからもじゅうぶん伝わってくる。
◆Robert Randolphのページへとんでsampleをきいてみる? ->
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