pirituals /黒人霊歌は、1600年代の初めから創られ始めた可能性はあるが、奴隷貿易が最も盛んだった18世紀の中ごろから終わりにかけてもっとも多く創られたとされています。1862年の奴隷解放宣言の公布とともに新たなSpiritualsが生まれる機会は減ったようです。また今日、当時奴隷として生きてきた(また解放された後も)アフリカ系アメリカ人達によって創られた6000作以上のSpiritualsが現存しているといわれています。Spirituals /黒人霊歌はたいてい3つのメロディックなカテゴリーに分けることができます。 ■1. *1call-and-response (もっとも多いタイプで、直接アフリカの伝統に起源を見ることができるものです。) ex. "He Arose", "Ain't Got Time to Die" and "Wade in the Water"....etc. ■2. ゆっくりとした、メロディを引っ張った、長いフレーズのもの ex. "Deep River", "Nobody Knows de Trouble I've Seen" and "My Lord, What a Morning"....etc. ■3. シンコペーションの多い、リズミカルで短いフレーズのもの (当時の白人聴衆にももっとも好まれたタイプで、白人のエンターテイナーが顔を黒く塗って歌ったMinstrel Showの中で歌われたものもこのカテゴリーに入るでしょう。このタイプの曲はたいていの場合早いテンポで歌われます。) ex. "Ev'ry Time I Feel de Spirit", "Glory, Glory, Hallelujah!" and "All God's Chillun Got Shoes"....etc. *1/「見えない教会/隠れた教会」であるHush Harborでは、楽器などもなく、歌を作り歌い始める者がリーダーとなったといわれます。彼らは、神とつながるために歌を通して会衆の魂に触れたわけです。会衆とリーダーはコール・アンド・レスポンス(かけあい)によって精神的な高みにまで共に昇りました。歌の中で喜びをあらわし、祈りの中で神に助けを求め、叫び、踊り、時には一晩中神を賛美したと記されています。今日のアフリカ系アメリカ人教会の礼拝の中にも同様な神への熱烈な賛美や祈り、献身の形が特徴的にみられることでこの伝統が今も彼らの内部に残っていることが分かります。 |